カンタベリーで企画に携わる森岡早紀さんにはヨガ講師というもう一つの顔がある。週末を中心に都内でヨガクラスを受け持っている。ヨガを始めて2年半、ヨガに出合ったことでライフスタイルも仕事に取り組む姿勢も大きく変わったという。
もともと身体を動かすことが大好きで、4歳から始めたクラシックバレエは一時期、プロを目指して打ち込んでいたほど。足の怪我で断念するも、自分の気持を言葉で表現することが苦手であった森岡さんは、身体を使って内面を表現することで自分の軸を育んできた。
「バレエをやめて情熱を傾けるものがなくなってしまったので、海外への語学留学を決めました。1年後、帰国して本格的に取り組み始めたのがバトントワリングです。全国大会出場を目指して練習に励みましたがあと一歩のところで届かず。そのときの悔しい思いを晴らしてくれたのが、大学生になって始めたダブルダッチ(2本のロープを使って跳ぶなわとびのパフォーマンス競技)でした」
大学卒業後は大阪の繊維商社に就職したが、ダブルダッチ仕込みの持久力やバランス、リズム感と、バレエやバトントワリングで培った表現力を活かしたいと、社会人の傍ら、パフォーマーとしてイベント出演を果たすようになる。