ヨガをきっかけに転職を果たし、憧れの企画職に就くことができた森岡早紀さん。現在はカンタベリーでウイメンズの商品を中心とした商品企画とデジタルマーケティング、さらにラグビーファンに向け、ラグビー憲章に則ったイベントやプロモーション活動の企画立案を行っている。
「入社した当初は商品企画のみを担当していましたが、カンタベリーにもっと深く関わっていきたいと思って、自分がこのブランドに対して何ができるのかを考えました。そしてSNSでの発信の強化に取り組もうと考えたんです。
従来のカンタベリーファン、ラグビーファンに向けてブランドの価値をさらに高め、より幅広い層に魅力を訴求して新しいファンを獲得しよう……そうしたとき、SNSが大きな武器になります。たまたま私がSNSをさわれたこともあり、デジタルマーケティングまでを任せてもらえることになりました」
ヨガのおかげで叶えた転職
そもそもカンタベリーに転職したのは、大阪の繊維商社時代にスポーツメーカーに興味を持つようになったという経緯がある。当時の取引先の一つにスポーツメーカーがあり、営業担当として出入りしていたのだが、そこでスポーツメーカーならではのものづくりに感銘を受けた。
スポーツウエアの開発では、デザインや糸、素材の選び方はもちろん、ステッチや切り替えの入り方などすべてのディテールに理由があった。「機能がデザインを作る」という考え方が面白く、いつかスポーツメーカーで商品企画を行ってみたいという気持ちを抱くようになったとき、たまたまカンタベリーの求人を目にしたのだ。