19世紀、ニューヨークでスタートしたダンスウェアのパイオニアブランド「DANSKIN」。“Dance”と“Skin”を掛け合わせたブランド名は、第二の肌のようにダンサーの身体を包み込むウエアを届けたいという願いから名付けられた。その思いは、21世紀の日本でも受け継がれ、日本チアダンス協会 プロデュースチームTeam JCDA(以下、TJ)のオフィシャルスポンサーとして、チアリーダーたちを応援している。
日本チアダンス協会(以下、JCDA)には、ブランドのプロモーションを担当する前田有加が所属している。彼女と同じ大学でチアダンス部の主将を務め、全国大会で優勝したチームにいたのが、三上奈津子さん。平日はフルタイムで働き、週末はTJのメンバーとしてイベントや大会の練習に費やし、チームメイトと共に汗を流す。チアダンスは脚を高々とあげ、高く跳び、キレのあるターンをし、運動量がとにかく多い。体力的には厳しいであろう仕事との両立。なぜ、彼女たちはそこまでチアダンスに夢中なのだろう。
前田 チアダンスでできる身体的、精神的表現は無限!チームで踊っている一体感も楽しくて、みんなとひとつになる瞬間がわかるんです。それが楽しくて、やめられません。
三上 私も、一体感がいちばんですね。大学でチアダンスに出合うまでにやっていた新体操やクラシックバレエの場合、踊っているのを見る人はどよめきや拍手は起こりますが、チアダンスは見ている人もいっしょになって歓声を上げたり、手拍子したり、私たちが発表したダンスで会場すらもひとつになる時があるんです。それと仲間の存在。このメンバーと踊りたいと思えるから、チームが発足した翌年の2期から今の10期まで続けています。