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いつからかスポーツが一番になった

スポーツを一番に考える、SPORTS FIRST な想いを持った
ゴールドウイン社員のライフスタイルに迫ります。

難しいゴルフコースのレイアウトを見ると、ゾクゾクします。
 朴木真一(GOLDWIN)

2016.01.18

スポーツ中継を観るのが好きだった少年時代。ゴルフにも憧れていました。

中学の時、はじめはバスケットボールを半年間だけやっていましたがおもしろくなくて、友だちに誘われて吹奏楽部に入りました。それから高校まで吹奏楽部に入っていました。でも、小さい頃からスポーツ中継を見るのが好きな子どもだったんです。野球はもちろん、当時はサッカーの中継も少なかった頃ですが、ワールドカップやトヨタカップなども観ていましたね。

中学の頃からゴルフも観ていて、おもしろそうだなあと感じていました。ちょっと独特の世界といいますか、戦略やゲーム性、自分で組み立てながらやっていったり、いろんな技があったりとか、自分でもできたらいいなと憧れていたんです。ジャンボ尾崎さんの時代でしたね。海外の選手でもジャック・ニクラウスが現役を退く頃で、セベ・バレステロスやグレッグ・ノーマンなどのプレーをマスターズや全米オープンで観てました。

友だち三人で1本ずつクラブを買って、川原に穴を掘って最初のゴルフを。

高校3年生くらいの時に友だち三人でクラブを一人1本ずつ買って、川原に穴を掘って、見よう見まねで遊んだのが私の最初のゴルフでした。自分は6番アイアンを買って、友だちはウェッジを買って、もう一人はウッドだったかな。それを三人で交互に持ち歩いて遊びました。昔の高校生ですからね。そこから東洋大学に進んでゴルフ同好会に入ることになります。ゴルフって、やっぱりお金がかかるのではというイメージがありましたが、意外と安くできると聞いたものですから、じゃあやってみたいなあと思って、それがハマるきっかけになりました。

大学の近くにあったゴルフ場で週2回打ちっぱなしをさせてもらって、その後で球拾いをしていました。あとは早朝ラウンド。自分でバッグを担いで、月に2回ほどコースを回らせてもらっていました。いい環境でしたね。実力的には、地区の中では一番下でした(笑)

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失敗した時に気持ちを持ちこたえさせるのも、ゴルフのおもしろさなのです。

中部地区の大学対抗戦というのが年に2回ありまして、24校くらいあったのですが、最初はぶっちぎりの最下位だったんです。そこで私たちも練習して、すごく活発になって、その団体戦で最後4年生の時に半分くらいまで上がったんですね。

ゴルフって、思っていたよりもはるかに難しくて、やってもやっても課題が出てくるんです。でも、おもしろさも思った以上に大きくて。スポーツとして観戦するプロのゴルフと自分がやるゴルフは全然違うんですけど、プレーも楽しいですし、他の人との交流もおもしろいというのがわかるようになってきましたね。

プレーに関してはスコアが明確な数字で出ますから、自分の目標に向かってどう攻めるか、守るか、状況判断が求められます。失敗した時には、いかに精神をコントロールしてダダダッと崩れないように気持ちを持ちこたえさせるとか、モチベーションを保つことが必要になるんです。

ゴルフ場からゴールドウインを知って入社。好きなことを仕事にできる喜びを。

大学時代からゴルフにのめり込んだ私が就職活動をする時に、ちょうどゴールドウインの富山のゴルフ場がオープンする年だったんです。自分も素晴らしいコースのメンテナンスに携わりたいなという思いと、ゴルフという環境のできるだけ近くにいたいという気持ちから、この会社しか受けませんでした。入社の内定をいただき、ゴルフ場がオープンする前に9ホールだけ回らせていただいたのですが、本当に素晴らしかったです。

それからの3年間はコース管理課でグリーンを刈り、ラフを刈り、また肥料をあげたりと肉体労働でした。そして3年後に現在のテクニカルセンターに異動。エレッセのゴルフウエアやテニスウエアも担当して、今はスイムを担当しています。30歳の時にメンバーになった朱鷺の台カントリークラブではラウンド回数も増え、競技会にも出場するようになりました。練習は週に2~3回、年間ラウンドは80ほどです。ベストスコアは69、ハンディキャップは3、ホールインワンは3回です。

2011年には富山県のアマチュアゴルフ選手権で14位、プロとアマが一緒に回る北陸オープンゴルフにも2回出場しました。11年前からはプレッシャーのかかる会社対抗戦、日経カップにもゴールドウインのチームとして出場させてもらっています。

日々の努力の積み重ねがあって、感動がある。アスリートも私たちも同じです。

自分の好きなゴルフを通して、またゴルフだけでなくさまざまなスポーツに関わる仕事ができることを幸せに思っています。自分が生活していく中でスポーツというものは全く切り離せないものですし、これがないと、もう生きていく楽しみがほぼなくなってしまうくらい(笑)日々の努力の積み重ねがあって、感動がある。一流のアスリートも、私たちも同じだと思います。

今の仕事はゴルフからは離れている状況ですが、ゴルフウエアの開発にあたっては私がモデルになってスイングして「ここが突っ張らないように」といったアドバイスをさせてもらうことはあります。自分の意見で少しでもいいものができて、世の中に出ていけばウレシイなあと思っています。

プレイヤーとしての自分の欲は、きりがないです。自己ベストをもっと縮めたい。自分のスイングや技術を、もっともっと上達させたい。自分の中では、まだ半分も満足できないレベルだと思うので、ますます努力して続けていきたいです。そして、いつかマスターズの観戦にも行ってみたいですね。あのコースを歩いてみたい。一生の憧れです。難しいコースのレイアウトを見ると、どう攻めるかを考えて、ゾクゾクしてしまうのです(笑)

  1. Hazuki_Sugii_prof
  2.  朴木真一(ほおのき しんいち)
    1969年富山県生まれ。
    1992年、ゴルフ倶楽部ゴールドウインに入社。3年後、ゴールドウインテクニカルセンターに異動し、水着の資材を担当。
    趣味は、ゴルフ、テレビ。これまでのホールインワン3回。
    結婚・離婚 各1回。
    新たに花嫁募集中・・・。

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