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沖縄ならではのアクティビティ、リーフフィッシング入門ガイド

2022.08.15

子どものころから釣りに親しんできた〈THE NORTH FACE +沖縄・浦添PARCO CITY〉スタッフの西平龍太朗さんが、沖縄らしいアクティビティとしておすすめするのがリーフフィッシングだ。

リーフフィッシングでは長い時は6時間以上、磯を歩くこともあります。いろいろなシーンを想定してついつい荷物が多くなりがちですが、長時間の行動となるのでコンパクトで軽いパッキングがおすすめ。まずは荷物を厳選したいですね。できればギアよりも飲み水を多めに持っていってください。いざフィールドに出たら、腕でカバー!たとえ釣れなかったとしても、地形の情報をお土産に持って帰ってもらえたらと思います。

ルアー
沖縄はルアーフィッシングが盛んで、ハンドメイドのものも少なくありません。最近は、「これじゃあ釣れないだろう」というギリギリを攻めたルアーで釣り倒すのが楽しい!

今日用意したのは、オニヒラアジなど、沖縄の近海で釣れる中〜大型の魚を釣るためのものと、小型の魚用のライトルアーを各種。釣り場に合わせて厳選して持っていきます。色は、曇りの日は光り物、晴天の日は思い切った派手なカラーを、というように天候に合わせてチョイスします。おすすめは、ルアーの中で最古の歴史を誇るスプーン。水面〜中層域までの魚を狙えますが初心者でも簡単に扱えるうえ、動かし方のバリエーションが無限にあります。沖縄ではスプーンが主流ですね。

ルアーの管理ですが、いちいち洗うのが手間なので、水抜きの穴があるケースを選ぶのがポイント。帰宅後はケースごとに熱湯につけて洗います。

リール
お気に入りのリールがこちら。シマノのスピニングリール、ステラ(左)はなめらかな巻きごこちがいい。巻き取り時に振動が伝わりやすい設計で、水流の変化などの状況変化を読み取りやすい。魚とのやりとりを楽しみながら繊細な釣りをかなえるリールです。

一方、シマノのベイトリール、カルカッタ(右)は巻き上げ力が1:1(巻き上げる力とリールを引っ張る力が拮抗する)で、コンパクトなのに馬力があって大型の魚と対峙できるリールです。たとえば根にいる魚を強力な力で根から引き剥がす、そんなときに重宝しますが、小型の魚でもこれを使うという釣り人は多いです。

ロッド
リーフフィッシングでは長めのロッド(左)が好まれます。リーフでは岩陰に魚が潜んでいることが多いのですが、彼らは頭がいいので根に潜ったり、根の後ろから回り込んでラインを切ろうとしたりします。そんなとき、長いロッドならラインが根にひっかからないよう、伸ばすことができます。
もう一本はすごく短くてタフなアマゾンロッド(右)。本来は水面での釣りに適しているものですが、深場でも使える優秀なロッドです。このブランド自体「どこでも使えます」ということを謳っていて、僕も実際、どこでも使っています。ケースの絵柄がレトロでかわいいんですよ。

いずれも分割できて小さくパッキングできますから、フィッシング旅にぴったり。車ではアクセスできない釣り場にバイクで向かったり、世界中の釣り場に出かけたり。そうそう、飛行機を使う場合は手荷物に収めて。預け入れ荷物に入れて破損したことがありました。

プライヤー
太いプライヤーは魚の針を外したり、ナスカンの形状を変えたりするときに。細いものは仕掛けを作る時に使います。特大のプライヤーは歯が鋭い魚、タチウオやウツボに使ったり、シャコガイを割ったりするときに使います。

フィッシングベスト
徹底的に作り込まれたパズデザインのフローティングモデル。ルアーケース2個をすっぽり収納できる前ポケット、ウェーディング時の水没を防ぐ防水インナーポーチ、立体的な造りのプライヤーホルダーなどなど、さまざまなパーツが内蔵されていて道具類の収納に便利です。ただし、たくさんあるパーツを全て取り外して洗わないといけないので、それがなかなか重労働。沖縄の海水は強いので、どんなに疲れていても帰宅したら即、風呂場に直行して道具を洗います。ときには洗いながら風呂場で寝落ちしていることも(笑)。

リグ
浮力のある防水ボックスのマグタンクには、砂地用、リーフ用、河川とさまざまなシーンを想定した、いろいろなオモリを収納しています。フィールドで仕掛けを作るのは面倒なので、自作のリグも多めに持っていきます。こちらは、狙ったポイントにまっすぐ仕掛けを落とせる直リグ。砂地混じりの海底では、エビ型のワームをつけてズル引きするとコチなどが釣れます。それをぶつ切りにしてサメのエサにしますね。

ノットアシスト
PEラインとショックリーダーラインをきっちり結ぶためのお助けアイテム。これを使うと確実かつスピーディに、編み込みポイントがコブ状にならず編める。とくに風が強い日にはマストアイテムです。

リーフフィッシングはサンゴ礁域のある沖縄ならではのアクティビティ。サンゴ礁を棲家とする多種多様な魚と触れ合い、沖縄の自然環境に親しんでもらえればと思います。日焼け対策と、足首までカバーできる服装もお忘れなく。それから大切な釣り道具をごみにしないよう、根掛かりを極力起こさない、起こしてもできるだけ回収することを心がけてみてください。ルアーやラインを水中に残すことは、魚や自然環境に大きな影響を及ぼします。釣り愛好家みんなで、沖縄の自然環境を守っていけたらと思っています。

(写真 田辺信彦 / 文 倉石綾子)

  1. 西平龍太朗(にしひら・りゅうたろう)
    沖縄県出身。漁師である父親の影響で子どものときから釣りに親しむ。大学では、地域経済と環境政策の両分野を融合させた地域環境政策学科に進み、オオウナギとナマコの研究を行う。THE NORTH FACEとの出合いは大学時代、インターンで短期滞在した福岡で。〈THE NORTH FACE+キャナルシティ博多店〉のショップでスタッフの接客のファンになる。その後、〈THE NORTH FACE +沖縄・浦添PARCO CITY〉にアルバイトとして入店。卒業後、HELLY HANSENのVMDとして勤務することに。趣味の釣りをマイペースで楽しんでいる。

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