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いつからかスポーツが一番になった

スポーツを一番に考える、SPORTS FIRST な想いを持った
ゴールドウイン社員のライフスタイルに迫ります。

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スポーツをやっていてよかった。自分の中にないものは、出せませんから。
佐藤祥一(GOLDWIN)

2016.05.30

大分の野山を駆け回っていた少年時代。自然の中で遊んでいました。

大分県出身の私は、小学生時代は野山を駆け回っていた少年でした。宮崎県に近い豊後大野市というところで、田んぼや裏山で追いかけっこなどをしていましたね。その頃、友だちのお父さんがオートバイのトライアルをやっていたんです。エンジンの付いたオートバイで岩を登ったりするやつです。近くで練習をしていたのを見ながら、おもしろそうだなあって思っていました。僕はその頃から自転車が好きで、みんながサッカーをやっている時に、自分は自転車に乗ったままサッカーをするような子どもだったんです。親に安いマウンテンバイクを買ってもらい、見よう見まねでやっていました。それが今の趣味であるバイクトライアルにつながっているのだと思います。その他にも、小さい頃から父親に雪山などに連れて行ってもらっていましたので、自然の中で遊ぶことが日常的でした。           

洋服が好きな青年は、フリーター時代に、九州一周の自転車旅行へ。

中学生になって、自転車好きから洋服好きになりました。その頃はモード系が好きでした。高校生になると古着に興味が出て、高校卒業後にはあてもなく福岡に出てきて、飛び込みで洋服屋さんを回り、「アルバイト募集していませんか?」というような感じでした。数年間は洋服屋のアルバイトでフリーター生活を送っていました。そんな中で、当時の彼女と(今の妻なのですが)一緒に九州を一周する自転車の旅に出たんです。一カ月くらいかけて。鹿児島ではホームレスの方と仲良くなり、薄いコーヒーをごちそうになったり、色々な経験ができて楽しかったですね。その旅から帰ってきて、博多大丸のザ・ノース・フェイスの募集があり、面接を受けることになり採用していただきました。

自分が販売することで、商品のスゴさを実感できるようになりました。

実際にザ・ノース・フェイスの商品を販売するようになり、同時に私自身が自転車に乗ったり登山したりする時にも自分達が販売しているウエアを着てみることで、ギアとしてのスゴさを実感するようになりました。このブランドでしか使えないゴアテックスを使っていたりとか、モード系の人気ブランドとのコラボレーションだったりとか、ああ、やっぱりスゴいんだなと思います。
はじめのうちは、お客様にはやっぱりギアとしてのスゴさを感じていただきたいと思っていましたが、今はファッションとしても楽しんでいただきたいと思っています。私は、とにかく販売の現場が好きなんです。こちらがお話しさせていただいたことにお客様が興味を持っていただけたり、共感していただけたり。そして、どこかに出かけられて実感されたことを「楽しかったよ」「よかったよ」とお店までお話しに来ていただけると、最高に嬉しいですね。そのためにも、やはり自分自身がスポーツをやっていることは大切だと思います。店でもスタッフたちみんながそれぞれ自分の好きなスポーツに取り組んでいて、お客様との会話の中でそういう話ができるっていうのは本当に素晴らしいことですよね。

バイクトライアルで岩にタイヤが食い込む感覚が、もうたまりません。

最近は少し遠のいてしまっていますが、私が取り組んでいるスポーツは、バイクトライアルです。子どもの頃はマウンテンバイクに乗って見よう見まねでやっていました。少しブランクもあったのですが、あるテレビ番組で室内に組んだブロックを自転車で登っていくのを見て、楽しそうだなあ、またやってみたいなあと思い、衝動的に借金して高い自転車を買ってしまいました(笑)。それから毎週水曜日にある練習会に参加するようになり、大会にも出るようになったんです。
練習の基本は、スタンディング。競技用の自転車には椅子がありませんから、立った状態でその場で足を着かずに、ずっと立ちつづけることです。それができないと、先には進めません。そこから技を身につけていくことになります。障害物を登る練習をしたり、後輪だけでポンポンと前に進む「ダニエル」という技を身につけたり、高い所から飛び降りる時に使う「ドロップオフ」という技を練習したり。
大会は、採石場のような場所で開かれます。ゴロゴロした岩などにマーカーが付けられていて、スタートしてから5回足を着いてしまうと失格というルールです。速さと、足を着いた回数で競います。以前に九州の大会で、中級クラスで優勝したこともありました。ちょっとマニアックな言い方になりますが、タイヤが岩に食い込む感覚が、もうたまらないんです(笑)。いわゆるグリップしている状態ですね。それがスゴいんです。自転車のフレームのしなりを感じられるのも気持ちいいんですよ。                       

人があまりやっていないバイクトライアルの話で、盛り上がれるんです。 

バイクトライアルの発祥はスペインなので、やり始めた頃はプロになりたくて、スペインに行こうと本気で思っていました。そんなに甘い話ではなかったですが。最近はボルダリングも少し始めました。以前にケガをした膝の靭帯がまだ完全な状態ではなく、筋肉をつけながら慎重にスポーツに取り組んでいるという感じです。
あとは、トレランにも興味を持っています。でも、野山を走るというより、岩をポンポン登っていくのが好き。やっぱり、岩が好きなんです。
お客様に対しても、たとえばロードバイクに乗っている方に、私がやっているバイクトライアルの話をさせていただくと、すごく興味を持っていただける。ちょっとマニアックな話をして、人があまりやっていないスポーツの話で盛り上がると、自分がバイクトライアルをやっていてよかったなあと実感もできます。自分の中にないものは、出すことができませんからね。
あと、バイクトライアルをやっていると、子どもたちの人気者になれますね(笑)。練習していると子どもたちが集まってくるんです。私の子どもなんて、自転車に乗ると、サドルに座らずに立とうとして困っています(笑)。
私にとって、バイクトライアルをはじめとするスポーツは、生活の中で本当になくてはならないもので、ゴールドウインという会社の「スポーツ・ファースト」、スポーツが一番だという考え方が私にとってはとてもありがたい考え方なんです。だからこそ仕事もスポーツも楽しく続けていられるのではないでしょうか。

  1. Shoichi_Sato
  2.  佐藤 祥一(さとう しょういち)
    古着屋、メガネ屋などを経験し、自転車で九州一周の旅などを経て、2003年にGOLDWINに入社。
    THE NORTH FACEの博多大丸店に始まり、九州の直営各店舗で勤務。現在は地元大分のトキハわさだ店にて勤務。お客様との会話を大事に毎日を送っている。
    単身赴任が続き、なかなか家族との時間が持てなかったが、今年4月から地元大分に戻り家族との時間を大切に日々を送っている。

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