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いつからかスポーツが一番になった

スポーツを一番に考える、SPORTS FIRST な想いを持った
ゴールドウイン社員のライフスタイルに迫ります。

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スポーツも仕事も、原動力は”誰かのために” 河上万貴子

2018.09.29

東京本社の総務部で働く、河上万貴子さん。週末、社会人のバドミントンチームで、汗を流す。チームは、10代から60代まで、全国大会の常連メンバーも所属する強豪で、練習にも力が入る。いわゆる“ガチ”というやつだ。

      

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コートはテレビで見るよりもずっと狭い。その中でのせめぎ合いは、一瞬の判断でがらりと展開が変わる。「その緊張感が刺激的でたまらない」と語る。ネットの向こうにいる相手の表情を読み合う心理戦でもある。自分も相手も、勝ちたい。はやる気持ちを抑えながら、勝負に出るタイミングを見計らう。

子ども時代、河上さんの隣には常にスポーツがあった。水泳、体操、ミニバスケ、そしてバドミントン。小学3年生で始めたバドミントンは、他のスポーツと違い、大人になった今でも唯一続いている競技。その大きな理由は、コーチとの出会いだった。

「親でも先生でもない大人で、初めて真剣に怒ってくれたのが、小学校のジュニアチーム時代のコーチ。私にとっては、第二の父親のような方です。当時は、バドミントンを上手くなりたいというよりも、コーチに褒められたい一心で、練習に駆り立てられていたところがありました」

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中学生になると、バドミントン部に入部したが、ジュニアクラブ出身ということで、大きな期待をかけられ、結果を求められることがプレッシャーに感じた。

「いい結果を残せないし、正直、辞めちゃおうかなとも思いました。精神的にキツかった時期に、癒しになったのがジュニアクラブで、大好きなクラブで練習することが息抜きになって、何とか続けられました。高校では、自由奔放に楽しくやらせてもらえました。でも、なんだか燃え尽きてしまって……。バドミントンをやりたいとまったく思えず、大学に入ってからは一切やらなくなってしまいました」

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お世話になったコーチのためにプレーしたい

いったんは途切れたかのように見えたバドミントンとの繋がり。しかし、地元の高校の先輩に社会人チームに誘われ、再び、ラケットを握り、シャトルを打ち、楽しんでいた時代に舞い戻った気がした。

「久しぶりにノック練習してみたら『楽しいな』って感じられたんですよね。すぐにスイッチが入りました。子どもの頃は、練習の意味に気づかず、考えなくやってたんですけど、大会で突然、練習の成果が出たりして、なぜその練習をするべきなのか、はっきり意味がわかるんです。大人になってからスポーツをするってこういうことなんだ、と」

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受動的に練習をしていた学生時代から社会人となり、コートの外でもさまざまな経験を経て気づいたことが、もうひとつある。バドミントンに打ち込んでこれたのは、決して自分だけの力ではなかった。いかに歴代のコーチたちが、愛と情熱を持って導き、バドミントン生活を支えてくれていたか。そのありがたみが身に染みてわかった。

「大人になって、社会人チームに入り周りの支えなしにバドミントンはできなかったし、上も目指せなかったってわかったんです。これまで受けてきた恩恵をいつかちゃんと返したい。それが、今、バドミントンをやっている原動力になっています」

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小学校時代のコーチに「今でもバドミントンを頑張っている」と報告するとすごく喜んでくれる。今のチームにも、プレーヤーとしても人間としても尊敬している、母親と同じ歳の女性がいる。真剣に怒られ、褒められると、バドミントンが純粋に楽しくて、いちばん夢中だった小学生時代にタイムスリップできる。

「小学生時代の恩師、そして、今のコーチ。私にとってのバドミントンは、自分のためよりも、誰かのためにやっている比重がすごく大きいですね」

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スポーツ好きが集まるゴールドウインに転職

河上さんが働く総務部は、出張精算からOB・OG会の運営、洗剤の詰め替えまで「他の部に振り分けられないことをする部」。縁の下の力持ちとして、人の親切を大切にしたい、助けてもらったことを忘れず恩返しがしたいという想いは、職場でも変わらない。

「実は、転職してまだ年数は浅いのですが、みなさん、目をかけてくれ、私の仕事ぶりを見守ってくれているのがわかるんです。その温かさにしっかり応えて、仕事で返していきたいですね。私は、どちらかと言うと、営業の最前線に出て売り上げを立てるよりも、社内の人たちといい関係を築き、上手く潤滑させるほうにやりがいを感じるタイプ。まだまだですが、自分なりに考えて、先回りして準備したことが誰かの役に立った時は『よっしゃ!』って嬉しくなります」

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転職して、会社に根付くスポーツを愛する社風には、すっかり慣れたそう。

「ゴールドウインは、スポーツが好きな人たちが集まっている会社。スポーツに力を注げる人や過去に全力でやってきた経験がある人が、ハツラツと働いている印象を受けました。魅力的なこの会社のために、頑張ろうという気持ちです。職場での会話も、自然とスポーツの話題になります。大会後、月曜日に出社すると『試合、どうだった?』と聞かれ、サッカーの代表戦の翌日は、『おはよう』よりも前に『見た?』が出てくる。そんな楽しい職場です(笑)。ゴールドウインのブランドだと、バドミントンといちばん近い関係にあるのがellesse。ellesseのウェアをたくさん着て、素敵なブランドだってことをどんどん広めていきたいです」

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競技としての目標は、全国大会の30代の部に出場すること。全国大会には過去2回チャレンジして、もう少しのところで出場を逃した苦い経験がある。

「学生の時もあと一歩ということが何回かあったんですけど、負けた悔しさはいつまでも慣れません。毎回、死ぬほど悔しくて、そのたびに辞めてやるって思います。でも、やっぱりバドミントンが純粋に好き。負けた痛みや苦しみを乗り越えると、もっと楽しくなって、負けた悔しさもいつの間にか忘れらるんです。30歳から年代別の部にチャレンジできるようになるので、今は、30歳になる2年後を見据えて練習をしています」

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  2. 河上万貴子
    1989年、新潟市生まれ。幼少期から水泳、体操、ミニバスケットボールなど、日々スポーツに明け暮れる。両親の影響で9歳からバドミントンを始め、高校では新潟県大会個人ダブルス3位入賞。大学進学後はスポーツジムでのアルバイトにどっぷりハマり、スポーツと健康の関係性について興味を持つ。好きな食べ物はあんこ。趣味は神社仏閣めぐり・御朱印集め。現在は総務部にて毎日楽しく奮闘している。

    (写真 依田純子 / 文 小泉咲子)

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