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いつからかスポーツが一番になった

スポーツを一番に考える、SPORTS FIRST な想いを持った
ゴールドウイン社員のライフスタイルに迫ります。

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スポーツから生まれる感動を周りに伝えていく
吉村賢

2018.06.22

金属同士がぶつかり合う鈍い音が体育館に響く。

千葉ポートアリーナで、「2018 ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会」に出場する日本代表選手たちがフォーメーション練習をしていた。ウィルチェアーラグビーは、パラリンピックで車いす同士の衝突が認められた唯一のスポーツ。かつては競技の激しさから「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれていたほどの激しい競技だ。その競技会場の設営ボランティアで訪れた人事部の吉村賢さんは、練習の激しさに圧倒されながらも「今回、来てよかった」と語る。吉村さんにボランティアに参加した理由や、現在の会社に対する思いを訊ねた。

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ボランティアをきっかけに、知った世界

激しい競技であるウィルチェアーラグビーの激しさは、練習や試合後の床を見ればよくわかる。ウィルチェアーは互いにぶつかり合うなど、激しい動きがあるゆえにタイヤ跡が地面につく。そのため、競技前には施設の床には特殊なシートを張る。今回のボランティアはそのシート張りだった。ゴールドウイン以外のウィルチェアーラグビー日本代表協賛企業も協力し、約3時間でバスケットボールコート大のコートと、練習用コートへのシート設置を終えた。選手や運営の方に「普段なら午後までかかる作業を早くしていただいてありがとう」「きれいに床を磨いてくれてありがとう」と労いの声をかけてもらった吉村さん。

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「選手がいなければ、シートを床を貼っただけで労働が終わったかもしれません。だけど、選手の声が聞けて本当にうれしい。報われた気がした」疲れた表情の中に、満足感が垣間見えた。

「私は以前、ラグビーをやっていたので、ウィルチェアーラグビーに興味がありました。実際に練習を見ると、ラグビーとはルールが違うなと思う反面、同じ精神を感じましたね。ラグビーを『闘球』と書きますが、ウィルチェアーラグビー方が、より『闘球』だと思いましたね」

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まるで鉄のロボットがぶつかり合うような鈍く重い音が響く練習。ウィルチェアーラグビーを見て、吉村さんは何を感じたのだろう。

「語弊があるかもしれませんが、彼らのなにが『障害』なのかと思いました。どう見ても、私より体力があるし、激しいプレイをしている。僕が車いすに乗っても、彼らの練習にはついていけない。とにかく、すごいです。ボランティアをきっかけにして、こういう世界があるんだと知った。今回は社内のボランティア募集で知りました。僕もラグビー経験者なので興味があり、手をあげました」

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スポーツから発生する縁がある

吉村さんは以前、太陽光発電モジュールなどの販売を手がける会社に勤務していたという。キャリア採用でゴールドウインに入社した理由を訊ねると「いろいろ複合的に重なり合ったんです」と笑う。一番の理由を「ファッションへの興味」だと話してくれた。

「私の父はアパレルの仕事をしており、物心がつく頃には私自身も服が大好きでした。THE NORTH FACEやHELLY HANSENなど、好きなブランドがたまたまゴールドウインだったというのがゴールドウインへ興味を持ったきっかけのひとつです。本当はいろいろあるのですが、あまりに多すぎて絞りきれませんね(笑)」

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現在、吉村さんはゴールドウインの社風をどう感じているのだろうか。

「私にとっては新鮮な組織だなと感じています。組織自体はみんな仲がいいし、違う部署同士でもコミュニケーションをよくとりますね。私は中途採用なので、新人には見えないのでしょう。食堂にいると『だれだ?』と見られていることもありました(笑)。

だいたい『どんなスポーツをやっているの?』から入ります。私がラグビーをやっていたと話すと、『ラグビーやっていたなら、CANTERBURYが好きでしょう』となる。だから、話しが入りやすいんですよね。社内にはスポーツから発生する縁がある。ある意味、これも『スポーツファースト』なのかなと思います。今後は山登りをしたりラグビー観戦、ゴルフ、岩登りなど、時間が合えば一緒にスポーツを見たり、プレイしたいですね」

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自分自身がスポーツに対する思いを発信していく

吉村さん自身が、今後取り組みたいことはどのようなことだろうか。そう問うと、それまでにこやかだった吉村さんは真剣な表情になった。

「私はキャリア採用で人事部に配属されました。せっかく中途採用で入ってきたのだから、新しい風としてやっていきたいですね。そう思う反面、ゴールドウインに染まりたいとも考えています。現在、人事の新しい仕組みの評価の仕組みなどのプロジェクトがすでに走っているので、それを早期に成立させたいなと考えてます。

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そもそもアパレルが好きだったので、なにかしら携わる機会があればいいなと思う。新しいことをどんどん勢いを持ってやっていけたらと思います。ゴールドウインには自分から手を上げて、やっていく気風がありますからね」

最後に、今回のボランティアに参加して感じたことを吉村さんに訊ねた。

「なにかしら掻き立てられるものがありましたね。ウィルチェアーラグビーの迫力は音楽のライブと同じで、実際に見れば伝わる。すごく興奮しますね。ボランティアをしてみて、需要に対して供給が追いついていないと実感した。普段は運営スタッフが時間をかけて床を張っているようでした。今日の床貼り作業は私たちでもスムーズに作業ができました。いろんな人が参加できると思います。スポーツに関心を持つのはゴールドウインにいれば当然なのですが、ほかの環境にいる人ももっとスポーツに触れて欲しい。2020年にはパラリンピックが、せっかく東京で開かれるのですから。

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今日をきっかけに、私自身がスポーツに対する思いを発信していく側になれたらと思います。大げさなことではなく、小さなところからです。友人、家族、山登りの仲間、お客様。私の周りから広めていきたい。ゴールドウインという会社自体も、その小さなつながりの中から、徐々に人気を得たのだと思う。『刺激的で良いものを伝える』という点では同じことなのかもしれませんね」

  1. 吉村賢
    1988年生まれ。東京都出身。キャリア採用枠で人事部に所属。学生時代はラグビー部。社会人になってからキャンプ、登山、ゴルフにのめりこみ、現在も休日の大半をアウトドアフィールドで過ごしている。

(写真 大野隼男 / 文 井上英樹)

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