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HOW TO スイム
正しい泳ぎ方、教えます! 田中智樹(GOLDWIN)

2015.08.28

連日の猛暑もあり、プールや海が恋しい季節になりました。今年こそバタフライを泳げるようになりたい、泳ぎをブラッシュアップしてオープンウォーターに挑戦したい、いつかはトライアスロンに!そんな希望を抱く市民スイマーのみなさん、いまからだって遅くはありません。今回は水泳歴=ほぼ年齢という田中智樹さんに、大人のためのHOW TOスイムを伺います。

大人のトレーニングは、「道具」使いがカギ

僕は大学まで水泳部に所属していて、現在も定期的にレースに参加していますが、現役のころと何が違うかって練習時間が大幅に減ったこと。練習できるのはせいぜい週3回がいいところなので、少ない練習量でもパフォーマンスの向上が望めるよう、短時間で効果のあるメニューを組み合わせて行っています。なかでもビギナーから経験者にまで幅広く推奨したいのが、道具を使ったトレーニング。いろいろな道具を使うことでトレーニングのマンネリ化を防ぐ、実際のレースの速度で泳げる、などの効果が期待できます。

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プールでのトレーニングはウォーミングアップを行って十分に身体が温まったら、ビート板でキック練習→プルブイを使ってプル(腕のかき)の練習&上半身の強化→道具を使わない4泳法のトレーニングの順に行っています。

僕が使っているspeedoのビート板は持ち方によって負荷のかかり方が変わります。しっかり負荷をかけたい場合は、中央の穴に指を引っ掛けて使うと負荷が大きくなります。プルブイも、股に挟む、足首で挟むなどさまざまな使いかたができます。腕の強化だけでなく、下半身のバランスを保つことで正しい水中姿勢の習得も可能ですから、ぜひトレーニングに組み入れてみてください。

時間を意識して、自分のペースを掴む

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道具に加え、日頃のトレーニングで取り入れていただきたいのが「ペースクロック」です。一定の距離を一定の時間で泳ぐ「サークル練習」という練習方法があります。たとえば「50mを1分サークルで」と言ったら1本の持ち時間が1分。仮に45秒でついたら残り15秒は休憩できるのですが、これを何本も繰り返します。この練習方法は持久力アップ、心肺機能の向上を目指して行うものですが、時間を意識して泳いでみると自分のペースが掴めるのみならず、休む時間もコントロールできます。また、サークル練習と道具を組み合わせることで、さらに多彩なトレーニングを行うことができます。

次に4泳法のトレーニングのコツを、個別に解説します。

クロール

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ポイントは息継ぎと、水中姿勢。泳ぎ始めると腰が下がってしまうというスイマーは少なくありません。クロールの場合、なるべく前方を見ないようにすることでフラットな姿勢を維持できます。また息継ぎはリラックスして行いましょう。息を吸う時に力が入っていると全身がガチガチになり、下半身が沈んでしまうことが多いです。日頃の練習では「片手回し」で正しいプルや息継ぎのタイミングを身につけてください。

平泳ぎ

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プルのあとの手の伸びがポイント。プル→キック→伸びる、これが推進力となって前に進みます。トレーニングとしては、ビート板を使ったキック練習も効果的です。

背泳ぎ

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あごを下げないこと。身体をしっかり伸ばしつつ、力みすぎないように。それだけで自然と身体がまっすぐになるはず。普段のトレーニングでは、プルブイを使って正しい水中姿勢を身体に覚えさせましょう。

バタフライ

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バタフライは手足のタイミングが命です。キックとプルの動きを同時に行い、推進力を一つに。そして前方に体重をかけてプールから上がるような動きを意識します。まずは片手ずつ、腕と脚のタイミングをはかる練習を行いましょう。

すぐに始められる、長く続けられる

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水泳は水着とゴーグルがあればできるという手軽なスポーツです。また、マスターズの大会をご覧になっていただければわかりますが、70代、80代で現役バリバリというスイマーも少なくありません。コンタクトスポーツと違って怪我をしにくい水泳は、大人にこそオススメの生涯スポーツです。ライフセービングやオープンウォーター、トライアスロンなど、実は競技の幅が広いという点も魅力ですね。長く、楽しく続けるためにもぜひ、自分独自のトレーニング方法を探してみてください。

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  2. 田中智樹(たなか ともき)
    1985年6月24日、埼玉県川口市出身。ベビースイミングから水泳を始めた。小・中・高校と全国大会への出場経験はなく、大学に入って初めて全国大会へ出場。スポーツに関わる仕事がしたいという想いで2008年にゴールドウインに入社。スピードの競技販促を経験した後、現在のナショナルスポーツチェーンの営業を担当している。担当ブランドはスピード、エレッセスイム、ダンスキン。現在も定期的にトレーニングと大会出場をしており、学生時代よりもタイムを伸ばしている。30歳になっての目標は複数種目での自己記録更新と、ランとバイクを練習してトライアスロンに挑戦。

(写真 三浦安間 / 文 倉石綾子)

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