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スポーツを楽しむコツ

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Smoothie of Autumn Taste 秋の味覚のスムージーレシピ
瀬間友里加

2016.11.28

プロテニスプレーヤーとして活躍後、アスリートフードマイスターの資格を取得した瀬間友里加さん。アスリート向けのスムージーレシピを紹介した前回に続き、今回は、旬の素材を使った3種類を教えてもらう。「旬のものは栄養価が高いので、積極的に取り入れてほしいです」

《Autumn Flavor》
ぶどうに含まれる糖質は直接エネルギーとして働くため、疲労回復のスピードがアップ。ぶどうの皮やブルーベリーに含まるポリフェノールの1種、アントシアニンは抗酸化作用が多く含まれていて活性酸素を抑制する効果があり、また筋肉疲労を抑えると言われアスリートにオススメの成分。なしに含まれるカリウムは、風邪予防になるので、冬を迎える前に積極的に摂りたい。

[材料(1杯分)] 
※()内の分量は素材の大きさなどで変動しますので、目安として参考にしてください。

◎ぶどう 55g(4粒)
◎梨 55g(1/4個)
◎ブルーベリー 10g(8粒)
◎レモン 小1/2
◎甘酒 大1
◎水、もしくはココナッツウォーター 50ml

 
 
 
《Vitamin Tropicana》
パイナップルはビタミンC、B1が豊富。たんぱく質分解酵素のプロメラインが、胃液分泌を活発にしてくれるので、夏の疲れが溜まった胃腸もスッキリ。キウイのクエン酸で疲労回復!

[材料(1杯分)] 
※()内の分量は素材の大きさなどで変動しますので、目安として参考にしてください。

◎パイナップル 55g(3切れ)
◎ゴールデンキウイ(凍らせておく) 30g(1/2個)
◎豆乳 110ml
◎はちみつ 小1
◎甘酒 大2
◎レモン 小1/2

 
 
 
《Red Surprise》
ラズベリーやミニトマトは抗酸化作用が高く、屋外でスポーツをする時に気になる紫外線対策に効果的。食物繊維豊富なりんごは便秘改善や消化吸収に役立つ。

[材料(1杯分)] 
※()内の分量は素材の大きさなどで変動しますので、目安として参考にしてください。

◎ラズベリー 20g(5粒)
◎ミニトマト 15g(2個)
◎りんご 80g(1/4個)
◎ライム汁 小1
◎甘酒 大2
◎豆乳 120ml
◎はちみつ 小1
◎ヨーグルト 小2
◎ミント 適量

スムージーレシピのQ&A
試作を重ねて、オリジナルレシピを絶妙なバランスのレシピを作っているという瀬間さんに、スムージーを作るときのポイントを聞いてみた。

―素材選びは大事?
もちろん大事ですが、いいものは値が張るので、皮ごと使わないレシピの時は、さほど気にしなくていいと思います。自分のご褒美や友人にふるまうなど、ちょっと特別な時に、野菜ソムリエ協会の資格を持っている八百屋さんの「野菜ソムリエの店EF」を使います。

―甘酒を使うのが大きな特徴ですね
甘酒は、アミノ酸が豊富で疲労回復にいいので、アスリート向きの飲み物。米麹で作られている甘酒を使うようにしています。カロリーも低めで砂糖が使われいないので自然の甘さです。

―食材を冷凍する理由は?
氷を入れると味が薄まってしまうので、なるべく使いたくないんです。凍った食材が氷の役目を果たしてくれます。また、少し熟れ過ぎたフルーツも冷凍すれば十分美味しくいただけます。りんごなら8等分、バナナなら3等分など、使いやすいサイズに切ってから冷凍庫へ。

―自分でオリジナルレシピを作るとき、美味しくするコツは?
はちみつや甘酒で、ナチュラルな甘味をプラスするとぐっと飲みやすくなります。

食事は、1日だけスムージーを飲んだからと言って、即効果の出るものではない。続けることが大事だと強調する。「逆に、悪い影響はすぐに出るもの……。アスリート時代、ずっと食事には気をつけていたのに、たった1日注意を怠っただけで、試合でベストを尽くせなかったことが。それくらい積み重ねが大切なのです。1年365日、常に意識してほしいです。

  1. 瀬間友里加(せま ゆりか)
    1986年12月25日生まれ。7歳でテニスを始め、2001年には全国中学生テニス選手権大会シングルス優勝を果たす。高校卒業後の2005年にプロ転向。2010年は2月にマレーシアクアラルンプールで行われたフェドカップアジア/オセアニアゾーンGroup Iラウンドロビンでフェドカップ日本代表に初選出。2015年の全日本選手権を最後に現役引退。現在はゴールドウインのエレッセの販売促進としての活動のほか、コーチとしても活躍中。

(動画・写真 井上典慎 / 文 小泉咲子)

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