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コミュニケーションを楽しむキャンプご飯 時短レシピをご紹介! 

2020.11.16

作る過程をこそ楽しみたい、キャンプ飯

大学生時代から本格的なキャンプを始め、周りの友人知人を誘ってはキャンプに連れ出していたという野中研二さん。趣味の料理は野外でも健在で、本人は「接待キャンプでした」と笑うほど数々の料理を仲間たちに振る舞ってきたとか。今でも週末にはほとんどキャンプをして過ごすという野中さん教えてもらった、次のキャンプから試したくなる時短で美味しく本格的な『キャンプ飯』をご紹介します!

【オレンジキャロットラペ】

彩りも鮮やかなキャロットラペは、キャンプ飯を華やかにしてくれる一品。簡単に作れて、そのうえ栄養価も高い。オレンジを入れて、甘みと酸味をプラスするのが野中さん流。

材料(4人分)
・オレンジ 1個
・人参 2本

〈調味料〉
・オリーブオイル
・レモン汁 少々
・黒コショウ 少々
・塩 少々
・ハチミツ 少々

作り方
1. オレンジの皮をとって、身だけ切り離す。
2. 人参は皮をむき、細かく短冊切りにする。
3. ボウルにオレンジと人参を入れ、オリーブオイルを入れてトングで馴染ませる。
4. レモン汁、黒コショウ、塩を少々加え、仕上げにハチミツを加えたら完成。

【シーフードブラックカレー】

スパイスカレーの研究に日々余念のない野中さん。ルーを使わないスパイスカレーは、これからの季節にはキャンプで疲れた体を中から温めてくれる嬉しい一皿。今回は野外でも簡単に、本格的な味を楽しめるシーフードブラックカレー。

材料(4人分)
・炒めたまねぎ 1パック
・トマト缶(ホールトマト) 1缶
・イカスミパスタソース 1袋(2人前)
・いかの塩辛 1パック
・チューブにんにく
・チューブしょうが
・冷凍シーフード 1袋
・コンソメ 1個
・鶏がら(粉末) 適量
・塩 少々
・ローレル 数枚

〈スパイス〉
・クミン 小さじ1
・クローブ 小さじ1
・シナモン 小さじ1/2
・コリアンダー 小さじ3
・ターメリック 小さじ1/2
・カイエンペッパー
・チリペッパー 小さじ1/2
・カルダモン 小さじ1/2

作り方
1. フライパンでクミン、クローブ、シナモンをサラダ油で炒める。
2. 本来はたまねぎを炒めるが、時短のためパックの「炒めたまねぎ」を投入。
3. トマト缶を投入。にんにくとしょうが、塩辛を投入して煮込む。チューブのものを使用してこちらも時短。
4. イカスミパスタソースを投入し、強火で煮込む。
5. 煮えたら、ローレル、各種スパイス(コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、カルダモンを入れる。
6. スパイスが落ち着いたら、トマト缶1杯の水を入れる。とろみが出てきたら、さらに1杯の水を入れる。
7. 煮立ったら、コンソメ、鶏がらを投入し、弱火で煮詰める。
8. 冷凍シーフードを別のフライパンでクミン、オリーブオイルとともに炒める。
9. 8をカレーに投入して、完成。

【夏野菜とチキンのクミン炒め】

食べ応えのあるチキンと夏野菜のコンビネーションは、クミンの香りがさらに食欲を刺激。みんながお替わりをせがむ、キャンプの人気メニュー。季節の野菜を取り入れて、彩りと栄養価をプラス。

材料(4人分)
・鶏肉(半冷凍) 400g
・ズッキーニ 1本
・オクラ 6本

〈調味料〉
・オリーブオイル
・クミン 少々
・黒コショウ 少々
・塩 少々
・ガラムマサラ 少々

写真4枚

作り方
1. ズッキーニはざっくりと、オクラは細かく切る。
2. オリーブオイルを敷き、フライパンを温まったら、クミンを投入。
3. 半冷凍で持ってきたチキンを炒める。
4. チキンに火が通ったら、ズッキーニ、オクラを加えてさらに炒める。
5. 4にカレー粉を少々、塩少々、黒コショウを少々ふる。
6. ガラムマサラを少々加えたら、完成!

キャンプご飯ではコミュニケーションを楽しんで

野外で作るキャンプ飯の魅力は、ただ美味しいだけじゃない。野中さんは、料理をする時間、その過程を含めて楽しんでいるという。

「友達や家族とキャンプに行く時は、料理をする過程が楽しいんです。キャンプだとみんなで力を合わせて、協力して料理をする。コミュニケーションの手段、という要素が強いかもしれません」

非日常の空間で、友達や家族と協力をしながら料理を作る。失敗しても、成功してもそれは特別な味がするに違いない。でも自信をもってお勧めしますが、今回紹介した野中さんのレシピは絶品です。ぜひ次のキャンプでトライしてみてはいかがでしょうか。

  1. 野中研二
    〈THE NORTH FACE〉のバッグやギア、アクセサリーなど「アパレルとシューズ以外の、すべての企画・開発」に携わる。趣味は週末ごとのキャンプと冬のスノーボード、そして料理。目下のところ、キャンプ道具を出し入れしやすいガレージ付きの家を夢見る根っからのキャンパー。

(写真 古谷勝 / 文 小俣雄風太)

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